50年代後半は、ディジー・ガレスピー・オーケストラ、
ザ・ジャズ・メッセンジャーズ他を通じて、作編曲家として
株を上げてきたベニー・ゴルソン であるが、プレイヤーと
しても油が乗っており、リーダー・アルバムも少なくない
そんな彼がいよいよ3管編成で自作の魅力を聴かせる
レギュラー・グループをアート・ファーマー
カーティス・フラーとともに結成した。 58年メジャーのユナイトでアート・ファーマーの『モダン・アート』に貢献し
2人は意気投合したのと、59年カーティス・フラーの『ブルースエット』
『ジャズテット』(共にサヴォイ)にも貢献したのが大きい。
カーティス・フラーとアート・ファーマーは旧知の仲である。
もうこれは新グループしかない!
郷土思いのベニー・ゴルソンはピアノに同郷の後輩を選ぶ。
新しいディケー殿初年1960年に旗揚げするに相応しいフレッシュな
感性の持ち主マッコイ・タイナーである。
ベニー・ゴルソンの名曲である「ブルース・マーチ」、
「クリフォードの思い出(アイ・リメンバー・クリフォード)」や
エンターテインメント精神旺盛な「キラー・ジョー」などネタを豊富に
盛り込んで作ったのが本アルバム。
その後カーティス・フラーが抜けたが、サウンドは、結構当たったようだ
ミート・ザ・ジャズテット
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